【完】想うのはこれから先も君ひとり

「杏莉、何か良いもの見つかったか?」


「うん。優斗…さっき、何話してたの?」


小声で話してたから内容は聞かれてないみたいだが杏莉は不安になっている


「姉貴の友達と話してたんだよ。」


「未優さんの?」


「あぁ、幼なじみみたいで今も会ってるらしいから。」


するとさっきまで不安がっていた杏莉が笑顔になった


「タオルとコップ見つけたの。買ってくるね」


俺は杏莉の荷物を預かり財布だけを持たせ会計に行かせた


会計から戻って来た杏莉には笑顔が戻っていた


その笑顔を見て嬉しくなる


それからは雑貨を見たり洋服を見たりした


その時の杏莉は終始笑顔だった


「杏莉、もう一カ所寄るとこあるけど大丈夫?」


「うん、良いよ。どこ行くの?」


「それは内緒。」


俺は杏莉の手を握りある場所へと向かった