【完】想うのはこれから先も君ひとり

「この紙に何か書くと良いわ。そして、テディベアが持ってるあのハートは箱型だから隠すことも出来るし。」


「サプライズしたいんです。驚かせた方が喜んでくれるでしょ。」


真結さんは笑顔で何回も頷き“協力する”と言ってくれた


俺は手紙を書き箱の中に詰める


「送っておくわ。成功すると良いわね。」


「そうですね。喜んでくれると良いですけど…」


不安なんだよな。


「貴方が不安そうな顔をすると彼女さんが悲しむわよ。」


「そうですよね。ありがとうございます」


確かに俺が不安になってたら怒られるな。


「成功したかは未優に聞くわ。近々、会うことになってるし」


「そうですか。手伝ってくれてありがとうございます。」


「いいえ。お役に立てて光栄です。彼女さんのとこ戻ってあげて」


俺はお辞儀をして杏莉の所へ戻った