【完】想うのはこれから先も君ひとり

「話はご飯食べてお風呂入ってからな?」


ご飯はもう並べてあった


あたしは優斗にギュッと抱き付いた


「どうした?」


いきなりのことで驚いている


「ワガママ言っちゃうけど…。」


「ん…?」


「もう少しこのままが良い」


今は離れたくなかった


優斗の温もりを感じていたい


「仕方ないな」


そう言いながらも文句1つ言わずにあたしを優しく抱きしめてくれる


優斗の温もりは安心出来るの


さっきのこともあって1人にはなりたくなかった


「杏莉、ごめんな…?」


優斗はあたしの頭を撫でながら謝った


「優斗が謝らなくて良いよ」


「でも、怖い思いさせたのは事実だし」


「突き飛ばされるのは慣れっこだし。」


だから、良いの


「良くないだろ?」


優斗は更に強くあたしを抱きしめた