【完】想うのはこれから先も君ひとり

言いたいことだけ言って切りやがった


「杏莉、おいで?」


俺は杏莉を呼び抱き寄せる


疲れてるらしく俺に身体を預けて来た


「まだ始まったばっかりだしゆっくりしような」


小さく頷いた杏莉


「優斗、この部屋で本当に良かったの?」


「あぁ、姉貴が良いって言ったから大丈夫」


「この部屋、普通に生活出来るよ?」


確かにそうだな。


普通のマンションみたいな造りになっている


「でも、人目気にせずにゆっくり出来るから良いだろ?」


「うん。ありがとう」


「散歩行くか?」


部屋でゆっくりするのも良いが外の空気を吸うのも良いだろう


「良いの?優斗、キツくない?」


「あぁ、杏莉の休養の為に旅行に来たんだし杏莉のしたいことさせてやるよ」


すると、杏莉は満面な笑顔になる