「杏莉、着くまでかなり時間あるから寝てて良いぞ?」


「うん。そうする」


杏莉は俺に寄っ掛かり眠っていた


寝顔、可愛いんだよな…


杏莉の寝顔を見つつ外の景色を見る


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「杏莉、もうすぐ着くぞ」


気持ちよさそうに眠る杏莉を起こすのは可哀想だが起こさなければならない


「ん?起きる…」


杏莉はゆっくり顔を上げた


そして、目的地に着き電車を降りる


「んー!!空気が美味しい」


杏莉は背伸びをしていた


そしてある物を取り出していた


そのある物とはデジタルカメラ


杏莉のために姉貴が買っていたもの


どんだけお気に入りなんだよ。


「良く撮れたよー!!」


ニコニコしながら俺に報告してくれる杏莉が愛おしくてたまらない