【完】想うのはこれから先も君ひとり

「お待たせ。待たせたねー。って、2人とも泣きそうじゃん。」


「ん?大丈夫。嬉しいの」


愛花は必死に説明していた


「まぁ、良いや。こっちが愛花でこっちが杏莉ちゃんね。」


沙穂さんはあたし達に袋を渡した


「店長が分かりやすいように色違いの袋に入れてくれてたよ」


奥で手を振る店長さんにお辞儀をした


「2人とも此処に居たんだな。」


あっ、優斗のこと忘れてた


「優斗、久しぶりね。いつの間にか彼女なんて出来ちゃって…」


「沙穂さん、お久しぶりです。小さくて可愛いでしょ?」


優斗はあたしの頭を撫でる


「沙穂姉、コイツ信じられないくらい杏莉には溺愛だよ」


愛花がいつの間にか毒舌になってる


でも、愛花の毒舌好きだなぁ。


優斗と優雅君の反応が面白いから…