【完】想うのはこれから先も君ひとり

「貴方の話をする杏莉はとても楽しそうだったよ。杏莉に想われてるみたいで良かったね」


聞いてるこっちが恥ずかしくなった


「顔真っ赤になってる~。可愛い。杏莉が貴方に惹かれた理由が何となく分かった気がする」


からかわれるなんて思ってもなかったが夕依は笑顔だった


「これからも杏莉と仲良くしてやって。たまにで良いから会ってやって欲しい」


杏莉が信頼している数少ない人


杏莉を理解しているからこそ会ってやって欲しいんだ。


「あたしで良ければ。優斗君、暇な日で良いから時間作ってくれる?あたしも杏莉に会いたい」


「もちろん。俺で良ければ役に立つよ」


「ありがとう。これで杏莉との距離が近付いた気がする。」


夕依は嬉しそうだった


「そろそろ行かなきゃ杏莉に怒られるね。」


俺たちは杏莉のところへ戻った