【完】想うのはこれから先も君ひとり

放課後、優雅とコンビニに寄る


そして、2人とも手に取ったのは同じものだった


ヨーグルトとプリン


また可笑しくなって笑った


そして袋を提げ病室へ向かう


「ただいま」


「あっ、優斗お帰り」


杏莉は笑顔で出迎えてくれた


「あれ?姉貴は?」


今日、休みって言ってたのに居ない


「未優さんね、急きょ仕事になっちゃって…。さっき行っちゃった」


「寂しかったか?」


“うん”と小さく頷いた杏莉


俺はベッドに座り点滴に気をつけながら杏莉を膝の上に座らせる


「恥ずかしいよ…」


チラッと見てみると真っ赤な顔をしている杏莉


そんな杏莉の膝の上にコンビニで買ってきたものを乗せた


「このくらいなら食べれるだろ?」


「うん。何から何までごめんなさい。迷惑掛けてばっかり…」