【完】想うのはこれから先も君ひとり

「信じられないだろ?俺だってびっくりさ。」


昔は女なんて本当にどうでも良かった


だけど、杏莉は特別なんだ。


「俺、杏莉の役に立てるかな?どうすれば、心の傷を癒せるんだろ?」


「お前からそんな言葉が聞けるなんて思ってなかったな。」


……俺、必死に悩んでんのに。


でも、優雅はそんな俺の気持ちを悟ったのか…


「優斗は優斗に出来ることをやれば?そしたら少しずつ杏莉ちゃんの心の傷も癒せるんじゃねーの?」


……そうだよな。


瑠夏さんや愛花に言われたように俺に出来ることをすれば良いな。


「優雅…ありがとな」


「まさか、親友の相談に乗るなんて思ってもなかったけど。」


俺らは可笑しくて2人で笑った


それからは授業に出られない杏莉達の為に必死にノートを描写した


周りは皆、びっくりしてたけどな。