【完】想うのはこれから先も君ひとり

「だって、優斗に釣り合ってないじゃない」


「釣り合ってるか釣り合ってないかは俺が決める。強いて言うなら…」


「強いて言うなら何よ?」


強がってるな。コイツ


「人の文句を言うお前らより杏莉は素直で可愛いね」


杏莉の文句を言われると黙って居られなくなる


「信じらんない!!昔は遊んでくれたのに。」


女は泣き出してしまった


「今は今、昔は昔。俺だって変わるんだよ」


それだけ告げて教室へと向かった


「ゆーと!!」


悪びれた様子もなく優雅が近寄ってきた


「優雅、お前逃げたな?」


「ごめんって。俺、アイツ等苦手だもん」


だからって俺を1人にするな!!


「杏莉の文句言ってきたから言い返してやった」


「お前が言い返すなんて…」


昔の俺なら女達の機嫌取りの為に遊んでた