【完】想うのはこれから先も君ひとり

「ただいま~!!」


上機嫌で姉貴も帰ってきた


「杏莉、昨日の夜からずっと姉貴が付き添っててくれたんだぞ?」


「そうなんですか?ありがとうございます。」


「優斗、あんたは学校でしょ?早く行きなさいよ」


……そうだな


「杏莉、こっち向いて?」


俺は杏莉に軽くキスをした


いきなりのことでびっくりしている杏莉


「もぉ…。あたし彼氏と別れたばっかなんだからね!!いちゃつくのもほどほどにしなさいよ」


あっ、姉貴の存在忘れてた


でも、これで充電完了♪


「杏莉、行ってくるからな?また来る。」


「うん。行ってらっしゃい。待ってるね?」


俺は、杏莉の頭を撫でて病室を出た


「お前、未優さんに怒られてたな。何かしたのか?」


「ん…?ただキスしただけ…」


と素っ気なく答えた