【完】想うのはこれから先も君ひとり

「病院のご飯、美味しくないの」


小さな声で呟く杏莉。


ヨーグルト買ってきて良かった


俺も杏莉と一緒に朝ご飯を食べる


「失礼します。お食事持って来ました」


杏莉の食事が運ばれて来た


「少し食べてからヨーグルト食べような?」


「うん…」


杏莉はゆっくり食べ始めた


「ご馳走さま」


ほんのちょっと食べたら箸を置いた


「もう、良いのか?」


「ヨーグルト食べる」


俺は袋からヨーグルトを取り出した


ヨーグルトを見た杏莉は笑顔になる


嬉しそうに食べ始めた


「美味しかった。ご馳走さま」


ヨーグルトを完食した杏莉


「片付けてくるから待っててな」


俺は食器を片付けた


「優斗、来てたんだな」


「優雅、おはよ」


途中ですれ違ったのは優雅だった