【完】想うのはこれから先も君ひとり

「杏莉、何迷ってんだ?」


「…ん?愛花にお礼したいんだけど何が分からなくて…。」


小さな袋を提げてきた優斗に相談してみた


「愛花と好みが同じなんだから杏莉が決めたものなら何でも嬉しいと思うぞ?」


……そうだよね。


優斗のアドバイスも聞き、迷った挙げ句あたしは小花柄のシュシュとお揃いのカチューシャにした


喜んでくれると良いな…


「どうせなら、愛花に会いに行くか?」


「えっ…?」


「今日、コンビニでのバイトみたいだし」


優斗の思い付きで愛花に会いに行くことになった


「いらっしゃいませ。…って優斗と杏莉?」


あたし達が来たことにびっくりしている愛花


「杏莉が愛花に会いたがってたから連れて来た」


優斗は事情を説明してくれた


「ちょうど今、お客さんが少ない時間帯なの」


よく見ると愛花1人だ