【完】想うのはこれから先も君ひとり

「好きなの見ると良い」


優斗に言われゆっくり店内を見ていく


可愛いものばっかりで自然と笑顔になる


「やっと、笑ってくれたな」


……えっ?


ポンポンとあたしの頭を撫で微笑む


「此処に連れて来て正解だったよ。」


……ということは。


あたしの気を紛らわすために此処に連れて来てくれたの?


「ありがとう」


「此処なら人は少ないし怖がらずに見ると良いよ。とりあえず俺も見てるから。」


優斗は何処かに行ってしまった


そんなに遠くに行ってないと分かってるから気持ちが楽だ


あたしは雑貨を見て回る


ヘアゴム、シュシュ、カチューシャ、ピン


他にもたくさんあって迷う


だけど、いくつか好きなのを選んだ


ついでに愛花にも…


愛花にはお世話になりっぱなしだから何かお礼がしたい