【完】想うのはこれから先も君ひとり

-----翌日


太陽の光が眩しくて目が覚める


周りを見渡して見ると優斗の姿はない


一気に不安になってしまった


昨日のことがフラッシュバックして来る


動きたくてもそこから動けない


「あっ、杏莉起きたのか?体調は?」


優斗の声がして一目散に飛びつく


「どうした…?」


「不安になったの。起きたら優斗が居なくて…。体調は昨日よりマシだよ」


「ごめんな?ちょっと目が覚めて水飲みに行ってたんだ。」


今日が休みで良かった


学校だったら怖くて行けない


「寝たかったら寝て良いんだぞ。」


「寝たら怖いから起きとくね」


「じゃあ、朝ご飯の準備するからな」


あたしは優斗から離れたくなかった


「ご飯食べたら甘えて良いよ」


そう言われて嬉しくなったあたしは優斗と一緒にリビングへ行く