【完】想うのはこれから先も君ひとり

戻ってみると優雅は愛花にキスをしていた


……おいおい。


人ん家で甘い雰囲気に浸るな。


「優雅、お前…人ん家で止めろ。杏莉だって目の前で寝てんのに…」


終わりそうにないから邪魔をした


「ごめんって…。優斗がこんなマーキングしてるからだろ!!」


愛花を見ると顔を真っ赤にしていた


お預けをくらってる俺にはさっきの光景は辛かったけどな。


「まぁ、良いや。愛花、瑠夏さんに伝えといてな」


「分かった。多分、ママのことだから様子見に来ると思うよ」


「あぁ、分かった」


優雅達は帰って行った


2人が帰って静かになった部屋


「…ん?ゆう…と?」


「あっ、杏莉、起きた?」


杏莉は俺に気付くとゆっくり手を握ってきた


「優斗、ごめんね…?」


杏莉が謝らなくて良いのに…