【完】想うのはこれから先も君ひとり

「優斗!!助けて…!!怖いよ…」


----バシッ


杏莉がそう叫んだ瞬間、１人が杏莉を殴り気絶させた


愛花は急いで杏莉の元へ行く


「大丈夫。気を失ってるだけみたい」


愛花に言われホッとする


「なんで？東条さんばかりなの？優斗に釣り合うのはこのあたしでしょ？」


名越がそう言った途端、杏莉が俺に別れを告げた原因を作ったのがコイツだと悟った


「ふーん。お前か…俺らの仲を割いたのは。だから、あの日から杏莉は連絡１つくれなかったんだな」


「あたしはただ、“貴女と優斗じゃ釣り合わない”って言っただけよ。」


杏莉はあの日、こう言われてたから俺から離れたんだ


「釣り合うか釣り合わないかっていう問題じゃねーと俺は思うけど？お互いが想ってればそれで良いじゃねーか」


好きなら一緒に居れば良い。ただそれだけ…