【完】想うのはこれから先も君ひとり

----あれから1週間


必死に杏莉と話そう努力したけど…


杏莉は俺を避けている


あの日以来、名越が俺から離れない


今日は珍しく1人で帰れる


…と思った矢先。


事件は起きた


「優斗!!大変!!」


慌てた様子の愛花。


「杏莉が名越さん達に呼び出されて体育館裏に連れていかれたの!!」


「はっ?」


「なんかヤバそうだったから行ってあげて。」


そういえば、杏莉の鞄は置いたままだ


変な胸騒ぎがして急いで愛花と体育館裏へ行く


そこには名越達4人の女と2人の男


「あたし、見てられないよ…」


愛花が見てられないと言ったわけ


それは杏莉が2人の男に襲われていたから


「杏莉!!」


俺は咄嗟に杏莉の名前を叫んだ


「えっ?なんで此処に優斗が居るの?」


俺が居ることにびっくりしている名越達