【完】想うのはこれから先も君ひとり

「優斗、別れよ?」


何を言うかと思ったら…。


「はっ?」


何で急に…?


「あたし、迷惑掛けてばっかりだからさ。申し訳なくなっちゃって」


俺、杏莉と別れたくない


「俺、迷惑だなんて思ってねぇよ?」


むしろ、傍に居てほしいと思う


「そんな優しい言葉言わないで!!出て行ってよ」


「分かった。でも、俺は諦めないからな?」


俺は杏莉の首筋にキスをする


いわゆるマーキング


杏莉は気付いてないみたいだけど…


思った以上に濃くなってるからしばらく消えないだろう


俺は軽く杏莉の頭をなで何も言わずに出て行った。


明日から学校か…。


杏莉が隣に居ない学校なんて楽しくねーよ。


あんだけ濃いキスマーク付けるなんて俺って独占欲強いんだな。


別れを告げられても杏莉のことが気になって眠れなかった