「それからね、杏莉は部屋に閉じこもったままなの。笑おうともしない」


杏莉に何があったんだ?


「もうすぐ夏休みも終わりでしょ?1回くらい会いに行ったら?」


愛花の思い付きで夏休み最後の日に杏莉に会いに行くことにした



そして、最後の日


俺は杏莉には内緒で会いに行くことにした


-----トントン


「はい、どうぞ?」


呆気なく入れてくれた杏莉


「杏莉…」


俺はドアの前に立った


「…んで?なんで優斗が居るの?出て行って!!会いたくない!!」


これはなんかあったな


「杏莉、なんで俺を避けるんだ?」


ちゃんと理由話してくれよ…。


「本当に会いたくないの。だから出て行って!!」


狂ってる杏莉を俺はどうすることも出来なくて後ろからゆっくり抱き締めた