……くそっ!!何処に居るんだよ?


こんなことになるんだったら連れ回せば良かった


そうだ。愛花なら分かるかも知れない


と思って電話してみたが愛花も“知らないよ”って言ってきた


探し回ってもなかなか見つからず結局、諦めて帰ることにした


もしかしたら、先に家に帰ってるかも知れないと期待したけど…


玄関先にも居なかった


それから全く杏莉からの連絡はなく心配で寝れない日が続いた


自分がこんなに心配性だなんて思ってもなかった


時は過ぎていくだけで何もしてない


杏莉が居ない生活がこんなに静かで寂しいものだとは思わなかった


いつも何かを話して笑っていたから。


何もしないわけにはいかず夏休みの課題を1週間で終わらせた


後は暇さえあれば気になるのは杏莉のこと。


俺、何か悪いことしたっけな?