【完】想うのはこれから先も君ひとり

「ちょっと、俺も此処で買い物する」


「漢字のノートが必要なこと忘れてたでしょ?」


「まぁな。会計済んだら店の外のベンチで待ってろ」


ということはしばらくは別行動か…。


「分かった。待ってるね」


優斗はあたしの頭を撫でてから何処かへ行ってしまった


あたしはさっさと会計を済ませベンチに座る


人が多いと嫌だな…。


「東条さん?」


誰かに声を掛けられ顔を上げる


そこには4人の女の子が立っていた


「あんた、優斗と付き合ってるんだよね?」


1人の女の子が聞いてきた


「はい。まぁ…」


この先、何を言われるか大体、予想が出来る


「じゃあ、さっさと別れなさいよ!!あんたと優斗じゃ釣り合わないの」


……やっぱりか。


「優斗と釣り合うのはこのあたしなのよ?」


金髪で濃い化粧をしているリーダー的存在の子がいう