「瑠夏…話しても大丈夫か?」


「うん。昔の話しだから大丈夫」


丈瑠さんはあたしの髪の毛を染めながら話してくれた


「俺達が出会ったのは今のお前達と同じ高校2年生の時…出会った場所は屋上だった」


あたし達と同じ…


「クラスは違ったんだけどお互いの親友が仲良くて…」


「それって優雅の両親ですか?」


「そうだよ。瑠夏も今の愛花と同じで友達を作ろうとしなかった。瑠夏は学校でいつも泣いてたんだ。それを助けたくても助けなれなかった」


「あたしが両親と喧嘩して家出してその時に丈瑠の妹と出会ったの。」


……懐かしそうに話す2人


「帰る場所がない瑠夏を俺は連れて帰った。それがきっかけで話すようにもなったし瑠夏を見てると発見ばかりでだんだん好きになってたんだ」