【完】想うのはこれから先も君ひとり

「杏莉、ケーキ買って帰ろうか?」


付き合い始めた当初、“学校帰りにケーキを買って帰る”と約束していたことを思い出した


「良いの?」


「もちろん。前に約束しただろ?」


「ありがと!!」


ニコッと笑って微笑んでくれた


そんな杏莉の手を握り今、人気だと言われる駅前のケーキ屋にやってきた


「何食べるか?」


「苺のショートケーキが良いな」


嬉しそうに即答した杏莉


苺のショートケーキを2つ買って家路に着いた


家に着き2人でショートケーキを食べた


美味しそうに食べる杏莉を見て微笑ましくなった


「美味しかったか?」


「うん。こんなに美味しいケーキってあるんだね」


気付けば夕方だった。


夕食の準備をしなければ…


杏莉はというと楽しそうに片付けをしていた