【完】想うのはこれから先も君ひとり

「愛花~。優斗来たぞ」


ドアの前で健斗さんが愛花を呼ぶ


「あっ、入っていいよっ」


愛花の声がして中に入る


「優斗、お帰り」


俺の姿を見つけると杏莉は飛び付いて来た


「優斗が居ないから寂しがってたんだよ?」


愛花は杏莉の状況を教えてくれた


「買い物行ってきたんだろ?楽しめた?」


“うん!!”と笑顔で答えてくれた杏莉


「でも、お金貰っちゃってごめんね。」


「良いんだよ。好きなもの買えたか?」


「うん。愛花とのお買い物楽しかった」


愛花も杏莉に楽しかったと言ってもらえて嬉しそうだ。


「さっ、帰ろうか?」


「うん。愛花、今日はありがとね」


「いいえ。あたしも楽しかったよ。ありがと♪」


俺達は健斗さんに挨拶をして愛花の家を出た