【完】想うのはこれから先も君ひとり

「更正をして1から勉強して今の仕事をしてるんだ。元々、絵を書くのは好きだったからデザイナーになりたかったんだ。」


“でも、道を外してしまったんだよね”なんて苦笑いしていた


「杏莉は慣れれば良く喋る子です。貴方に会うか最終的に決めるのは杏莉ですから。」


「俺はあの子を責めないよ。好きなようにさせるさ。」


そう言った大志さんは父親の顔をしていた


「杏莉が会うってなった時は瑠夏さんの方から連絡してもらいますね」


「分かった。今日は本当にありがとう」


「こちらこそ、ありがとうございました。いろんな話が出来て楽しかったです。」


杏莉の父親は最初は怖かったけど話してみると凄く話しやすい人だった。


「杏莉は1人で来ないと思うので俺が連れて来ますね」


大志さんは頷いて帰って行った