【完】想うのはこれから先も君ひとり

「丈瑠、お疲れ様。優斗、貴方もやってもらってたのね」


「あぁ、久しぶりに会ったからやってあげてるんだ。杏莉、お帰り。愛花には会えたか?」


あたしは小さく頷いた


「杏莉の髪の毛もやって欲しいんだけど…」


「分かった。優斗がもうすぐ終わるから待っててな」


瑠夏さんと丈瑠さんはびっくりするくらい仲良し


出会って間もない頃、“喧嘩したことあるんですか?”って聞いてみた


そしたら“愛花達が生まれてからは1度もないよ”って笑顔で答えてくれた


「はい。優斗終わり。杏莉、座りな」


あたしは優斗君が座っていた椅子に座る


「優斗?また3人、クラス一緒なんだろ?」


「はい。一緒でした」


「瑠夏に感謝せろよ」


「分かってます。ありがとうございます」


話しの内容についていけないんだけど…