「なんか優しすぎるから怖いんだけどね。」


「優斗って自分が心を開いた人には優しいんだよ。杏莉は彼女だから尚更ね」


それからあたし達は他愛のない話をして楽しんだ


「さっ、そろそろ杏莉を返さないと優斗に怒られるかな」


と言った矢先……


-----トントン


「優雅達だよ」


「愛花、帰るぞ」


愛花…当てたね。


「ほらね?」


ニコッと微笑んで話す愛花


優斗達は分からなくて首を傾けている


「優斗、杏莉のこと大事にしないと許さないからね?」


「分かってるよ。杏莉以外考えられねーし」


聞いててとても恥ずかしい


「杏莉、良かったね。じゃあ、またね」


愛花達は手を繋いで帰って行った


愛花達が居なくなってから優しく唇を塞がれる


“この幸せが続けば良いな”なんて思ってた


これから先、起きることを知らずに…