【完】想うのはこれから先も君ひとり

「……んっ///」


自分の声じゃない甘い声が出て驚きを隠せない


優斗はあたしの後頭部を抑え逃げないようにしている


「……んっ。あっ」


しばらくしてやっと離してくれた


あたしはグッタリして優斗に寄りかかる


「ごめん。杏莉が可愛かった」


頭を撫でながら甘く囁く


「でも、嬉しかったよ…?」


多分、あたしの顔、真っ赤だろうな。


「そんなこと言ったらまたキスするぞ?」


優斗は意地悪な笑みを浮かべていた


「今日はもうキスは良いけど…。ギューッてして?」


あたしなりのお願いの仕方


なんか、優斗にギューッてして欲しくなった。


「お前、やっぱり可愛すぎだって。」


「だって、優斗にギューッてされると落ち着くんだもん。」


優斗だから頼めるの


他の人は絶対無理