【完】想うのはこれから先も君ひとり

「杏莉が楽しそうで良かったよ」


なんて言いながら後ろから抱きしめられる


「あたし、小さい頃から1人で遊び相手なんて居なかったから…」


だから、こうやって優斗に抱きしめてもらえるだけでも幸せ


「俺は杏莉の傍に居る」


耳元で囁いてくれた優しい言葉


嬉しくて涙が溢れた


「お風呂入っておいで?落ち着いたら構ってやるよ」


優斗はあたしを自分の方に向けキスをする


「じゃあ、先に入るね」


あたしは優斗から離れ必要なものだけ持ちお風呂場へ向かった。


いつの間にか優斗がお風呂溜めててくれてたみたいですぐに入れた


何でも時間がかかっちゃうからゆっくりで良いって言ってくれるんだよね


こんな、さり気なく優しい優斗が好き


あたしが恋なんてするとは思ってなかったけど優斗だから恋をしたんだ。