【完】想うのはこれから先も君ひとり

「杏莉ちゃんって優斗のこと想ってるのね。」


姉貴も何か楽しそうだ


「たくさん買い物出来て楽しかったわ」


良く見ると姉貴は買い物袋をたくさん提げていた


「この荷物持てないからちょっと優斗ん家に寄るわね。」


「にしても、買い物しすぎだろ…。」


「だって~。杏莉ちゃんは妹みたいで可愛いんだもん。」


ということはこの袋の大半が杏莉の物か。


「たくさん、買って貰っちゃってすいません。」


「良いのよ。せっかくだからオシャレしなきゃね?」


「ありがとうございます」


アパレル関係で働いてる姉貴だからセンス抜群なんだよな…。


「姉貴、晩飯どうすんの?」


気づけばもう夕方だ


「何か買って帰ろうか。せっかくだから杏莉ちゃんも居るし久しぶりに作ってあげる」


そういえば、料理上手だった。