【完】想うのはこれから先も君ひとり

“本気で好きになった子には喜ばせてあげなさい”と言われた事がある


“高くても安くても貴方の気持ちがこもっていれば大丈夫。”と…。


だけど、姉貴のことだから安物だと怒る。


だから、このくらいなら許してくれるだろう


「せっかくなので、可愛くラッピングしておきました」


30分くらいして出てきた店員


「あっ、ありがとうございます。すみません」


俺は支払いをして店を出た


「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」


そう言われたので軽くお辞儀をした


そろそろ姉貴達も買い物終わってるだろう


「優斗、見つけた!!」


杏莉が俺に気付き抱きついてきた


杏莉の声は可愛らしい声だからすぐに分かるんだ。


好きなヤツの声だからだろうけどな。