【完】想うのはこれから先も君ひとり

「確かに男の方は迷うらしくて良く相談されるんですよー。」


すると店員はいくつかのサンプルを持ってきた。

「この3つは今、人気があるペアリングとネックレスのセットなんです」


パッと目に入ったもの


それはリングにもネックレスにも小さなハートが ワンポイントで付いていた。


杏莉にも似合いそうな気がした


「これ、ください。」


俺は1つを指差した


学校はそこまで校則は厳しくないから大丈夫だろう


「かしこまりました。ありがとうございます。イニシャル刻印出来ますがどうしますか?」


「お願いします」


「ちょっとお時間いただきますが大丈夫ですか?」


俺は小さく頷いた


頼んだイニシャル、Y&A…


優斗のYと杏莉のA


ちょっと高いかもだけどこれくらいはしないと姉貴が怒るだろう。