【完】想うのはこれから先も君ひとり

「優斗?これで良い?」


恥ずかしそうにしながら戻ってきた杏莉。


「似合ってるよ。だから、もっと自信持ちな?」


杏莉が今、着ているのは昨日の買い物で俺が選んだ小花柄のワンピース


背が低いから良く似合ってると思う


このワンピースを選んで正解だったな。


「優斗ってセンス抜群だよね?」


本当は女の子の洋服を選んだのは杏莉が初めてだったけど…。


「座りな?」


杏莉を椅子に座らせコテを使って髪を巻いていく


そして、サイドの髪の毛だけを残しポニーテールにする


杏莉って愛花みたいに髪の毛長いからイジりやすい


「はい、出来た」


そう言って杏莉に鏡を渡す


我ながら今日の出来は上出来


杏莉を練習台にしてしまったけどな…


「なんか、自分じゃないみたい。ありがと」


お礼を言われたら嬉しい