【完】想うのはこれから先も君ひとり

-----翌日


目が覚めて隣を見ると気持ちよさそうに眠る杏莉の姿


その姿が可愛くて愛おしいとも思える


俺はしばらく杏莉の寝顔を眺めていた


「…ん。」


杏莉はゆっくり目を開けた


「おはよう」


寝ぼけている杏莉にキスをする


するとクリクリした目を思い切り見開いた


「朝から何するの?」


恥ずかしそうにしてたのに何処か嬉しそう


「本当は嬉しいくせに」


冗談半分で言ってみた


「エヘッ。バレた?」


ニコッと笑って俺の胸に顔を埋めた


何?可愛すぎんだけど…


まぁ、遊ぶのは後からだな。


杏莉をイジったら楽しそうだ


「杏莉、朝はパン派?ご飯派?」


「あたし、パンあんまり食べない」


「分かった。顔洗っておいで?その間に準備しとくから」


しかし、杏莉は離れようとしない