「素直で気が利いて可愛くて頑張り屋な子」


杏莉の良いところはたくさんあるけど姉貴にはこれだけ話すと分かってくれるだろう


『ますます会いたくなったじゃないのー!!明日、連れて来て』


「分かったよ。連れて行くから。じゃあ、お休み」


思ったより長くなった電話


杏莉は起きてないよな?


「ん?ゆうと…」


「起きた?」


「電話してるので目が覚めちゃった」


姉貴の電話長かったからな…


「誰だったの?」


「姉貴から。明日、ついて来て欲しいんだけど大丈夫?」


杏莉は小さく頷いた


「姉貴が会いたがってるんだ。」


「あたしに?」


「あぁ、だから今日は早く寝て明日に備えような」


ベッドに寝転がると杏莉はギュッと抱き付いてきた


「おやすみ」


軽いキスをして眠りについた