【完】想うのはこれから先も君ひとり

着いた先は若い人向きの物が多いショッピングモール


「ちょっと此処に座っててな?」


それだけ告げると何処かに行ってしまった


だけど、すぐに戻ってきてくれた


「さっ、行くぞ」


優斗はあたしの手を引き歩き出した


優斗は“いつ来ても良いように”と必要なものをたくさん買ってくれた


洋服や日用品、そして食器類など…


あたしのペースに合わせてくれた優斗はとても優しかった


「他はないか?」


「CDショップ行って良い?」


確か、あたしの好きなグループのアルバムが出てるはず


「じゃあ、行くか」


あたし達はCDショップへ向かった


「あっ、あった」


店内に入ってすぐに見つけたアルバム


このグループはまだそこまで人気じゃないもののあたしは歌詞が好きで気に入ってる