優斗君の優しさに甘えることにした


優雅君と愛花は手を繋ぎ仲良さそう


ちょっと羨ましいって思う


本当は見てられない


だけど、愛花達なら許せる気がする


「杏莉!!危ないっ」


優斗君に引っ張られ我に返る


「後少し遅かったら電柱にぶっつかってたぞ」


優斗君は焦った様子で…


でも、優しく声を掛けてくれた


「杏莉?大丈夫?」


心配そうに愛花が声を掛けてくれた


「大丈夫。ごめんね」


本当は怖かったんだ


でも、そのままぶっつかってみれば良かったかな?なんて思った


「ほら…」


優斗君は手を差し伸べた


「良いの?」


「あぁ、杏莉が転ける時って見てるこっちが怖いから握ってな」


あたしは恥ずかしいけど優斗君の大きな手を握ったのだった