「嘘だろ…?」

やっと言葉を発したと
思ったら
現実を受け止めれない
らしい。

「嘘じゃねーよ。莉菜が
わざわざ嘘つくわけねーだろ。」

あんな怖い顔してたし
あれは嘘なんかじゃ
ないと俺は思う。

「許さねぇー。」

魅羽斗の怒りは
頂点に達していた。

まあ…当たり前だよな。
自分の大事な女を
そんなことされたら
怒るにきまってるよな。