俺は自分の腹に
茉亜耶の手をもってきた。

茉亜耶との距離が一気に
縮まった気がした。

いつもならもっと
飛ばして運転してるけど
今日は大切な大切な
茉亜耶を乗せてるから
安全運転をしている。
振り落としてしまったり
事故したら大変だからな。

「偉かったらもたれてて
いいぞ。」

そう言ったら少しだけ
茉亜耶は頭を預けてきた。