月曜日の放課後

私は男子校舎まで急いで走った
1年5組の教室を覗く

よかった・・・居た

息をきらせながら
直樹くんの肩をたたいた

「おーなんだよお前。
ビックリしたなあ。」

周りの男子がニヤニヤしている

「直樹くん、話があるの。」
「なんだよ、告白か?」
「うん。一緒に帰ろう。」

私たちは
学校のグラウンド沿いにある
ベンチに並んで座った。