月曜日

まだ勇気が出なくて
朝はやっぱり早い時間の
電車に乗ってしまった

携帯も
着信拒否にしたままだった

教室についてからもずっと
携帯を睨んで迷っていた

どうしよう
メールしてみようかな

「香乃子!!」
「あ、映奈おはよう。」
「どうしたの!?髪・・・
超かわいいんだけど!」
「えへへ。」

映奈にも褒められて
思わず笑ってしまった

「悠斗くんに見せた?」
「見せてない。会ってないの。」
「そうだよね・・・。なんかね
香乃子知ってるかな・・・」