「あれ、北沢美麗ちゃんじゃね?」

いつの間にか知らない男がいた。



「だれ。」


「俺、隣のクラスの石上善(イシガミゼン)。
ま、ほとんど学校なんか来てねーんだけど。」



見たらわかる。


ド金髪に鼻ピアスまでしちゃって。



こんなの生徒指導の先生に帰らされるに決まってる。