真治の言葉で、勝平と志郎と拓郎の眉間にシワがよりました。




酔ってる銀子も眉をひそめますが、それもまた色っぽくて勝平はポッとなってしまいました。




けれど周りのギャラリー達からはクスクス聞こえてきます。




“このままじゃ銀子さんが見世物だ”と思った勝平が動きました。




サッと真治に近づくと
「とにかく声を小さく、できないなら出てってほしいな」
と耳打ちします。




「何だアンタ、関係ないだろ」




勢い込んで聞く耳を持たない感じの真治は、すんなり受け入れません。