ハァ~~、勝平は溜め息をつきました。




「今日は銀子さん、来るのかなぁ…」




「そういえば、お前ら連絡取り合ってるのか? 銀子さんにシフト教えてないのかよ、聞いてないって言ってたぞ」




それを聞いて、勝平は困った顔になってしまいました。




「名刺に書いてあるのに見てくれてないみたいだし、感心持たれてないみたいなんですよね……」




それを聞いた志郎は心底呆れたようでした。




「お前……何言っちゃってんの? 感心持ってもらう為のアプローチだろ。
 名刺を見てくれない? 自分で言えよ中学生かよ、初恋かよ」




勝平は驚いた顔で
「あ、そっか、俺が銀子さんの連絡先聞いて、俺が話せばいいのか……」
と独り言のようにつぶやきました。