お兄さんと【完】

なんなのこの兄貴!!


ムカつくー!


ケータイを握りしめる手に憎しみがこもった頃、こっちゃんの家の前に停車した車からこっちゃんが降りる所だった。


「どうも、助かりましたー。んじゃ、きなこもまた月曜に!」


こっちゃんの去り際はあっさり。


「あ、バイバ...」


ドンッ


慌てて声をかけるも、こっちゃんがドアを閉める音でかき消された。


こっちゃんが家の中に入るのを見送って、車は再発進。


「きなこちゃんの家は桜神社に向かえばいいのかな?」


「あ、はい。」