その時…。



空からキレイな雪が降り始めた…。



まるでケンが雪空から魔法のパウダーを降らせている様だった…。




『ケン…。また今年も逢いに来てくれたんだね…。』




チカは金のネックレスを左手で握り締め、ケンのいる雪空を“笑顔”で見つめる…。




その薬指にはプラチナの指輪がキラキラと輝いていた…。