「…んっ……。」


いつの間にか寝てたみたいだ。


あっ……。

「入学式とか……どうしっか…。」


絶対教室にいるよな~……。



めんどいから別にいいか。


「ほっ……。」

俺は木から飛び降りた。


歩き始めた瞬間、人の気配がした。



俺はすぐに後ろを振り向いた。


「……誰…?」


そこにはさっきの鬼と、知らない4人がいた。


金髪こと鬼さん、黒髪のメガネさん、赤茶の可愛いこ、茶髪のチャラ男、銀髪なクールさん。



何で5人?


……しかも、5人とも顔が整ってるのがかんに障るな………。




しかも、何だろ。


茶髪見てるとイラッとくるわ………。



「おい…。」

………またあなたですか。


「…何でしょう?」


「何で木から降りてきた?」


「……寝てたから。」


あなたが「どけ」と言ったでしょ!?

この人は……自分で言ったことも忘れるんでしょうか??




取りあえず……、


「失礼します。」


逃げておこう。