僕の隣には、誰もいない。 僕は独りだ。 それでも、夜空には無限の星が輝き、そのなかに僕らが名付けた星がいる。 『朔夜』と僕の名前から考えて、名前をつけた小惑星だ。 僕は、あの日朔夜とともに消えてしまった小さな命の名前を考えて小惑星につけることにした。 朔夜が見つけて、僕が軌道計算した小惑星。