月の骨



 その瞬間、僕は膝から崩れ落ちた。



──計画は失敗だ。



 山城の言葉が、何度も甦り、頭の中に鳴り響く。




「…う、…うわあああああっ!!!」




 僕は叫びながら、激しく泣いた。


 朔夜を失ってから、初めて泣いた。